フランス流の乾燥肌対策で乾燥肌が治る!
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フランスといえばモードの国。
お肌のケア方法も最先端!・・・かと思いきや、フランス女性の肌ケアは、日本の女性に比べてとてもシンプルです。
日本の女性は、洗顔後はだいたいの人が化粧水で肌ケアします。
若いころは気を遣わなかったという人も、30代40代になってくると肌が乾燥してくるから、当たり前のように肌ケアを始めます。
化粧水、保湿クリーム、乳液など、いろんな肌ケア商品を使いますよね。
でも、フランスの女性はそういった肌ケアを一切しません。
そもそも、洗顔料を使って洗顔をしないんです。
乾燥しやすいからこそ洗顔は控えめに
フランスは日本と違って一年中乾燥しています。
日本も冬は乾燥しやすいけど、その他の季節はお肌にとっては適度な湿度。
それなのに、フランスの女性の方が肌ケアに気を遣わないというのはどういうことでしょうか?
フランス女性は「顔を洗いすぎることが乾燥肌の原因」と考えています。
顔に必要な皮脂も落としてしまうことで、肌が無防備になって、チリやホコリといった外部の刺激にさらされて肌荒れしてしまう。
その考え方は正しくて、日本で販売されている乾燥肌対策の洗顔や化粧水も、肌に本来必要な皮脂をできるだけ残すように作られています。
拭き取り化粧水と保湿クリームでケア
とは言っても、フランスの女性だってお化粧をします。
一日お化粧をした肌は汚れもついているから、肌には良くない状態です。
その状態でどのようにケアするかというと、洗顔ではなく拭きとり化粧水を使います。
日本でも最近かなり見かけるようになりましたが、フランスの肌のお手入れの基本は拭き取り化粧水です。ただ、日本のように洗顔して、保湿化粧水をつける前の準備として使うのではありません。
口紅、アイメイクを専用のクレンジングで落としたら、コットンにたっぷり化粧水を染み込ませ顔全体を優しく拭き取ります。この際、メイクを落とそうとゴシゴシ擦りません。
一通り拭き取ったら新しいコットンに化粧水を染み込ませ、もう一度優しく拭き取ります。これを、コットンにファンデーションや汚れがつかなくなるまで繰り返します。
日本だと、ここでさらに保湿用の化粧水をつけたくなるところですが、いきなりクリームを塗ってしまいます。この方がクリームの成分が直接肌に浸透していいんだとか。
クリームはたっぷりと惜しみなく塗って、さらに目の周りなど気になる箇所は重ね塗りをします。
「高い製品をケチって使うよりも、安いものでもいいからたっぷり塗る」というのが、今のフランス流の乾燥肌対策。
たしかに一年中乾燥する国なのに、肌荒れで化粧ノリが悪い女性はあまり見かけません。
オーガニックゴマージュでさらなる乾燥肌対策
フランス流の乾燥肌対策に加えて、ゴマージュで洗顔するのも効果的です。
日本人の肌質は、フランス人よりも皮脂が多くて角質が溜まりやすいので、時にはしっかり洗うことも必要です。
洗顔するときは、刺激が強いものは避けて、天然成分を主に使った肌に優しいものを選びましょう。
古い角質を落とした後の肌は傷つきやすいので、普段よりもさらにたっぷりとクリームを塗ることも大切です。
フランス流乾燥肌対策を実践すると、肌が乾燥しにくくなるほかに、毛穴が小さくなってキメ細かい肌に生まれ変わります。潤いを保ったふっくらとした肌になっていきます。
日本は湿度も高くて水道水も軟水で、肌には優しい環境。だからと言って洗いすぎるのは乾燥肌にとってはよくありません。
たっぷりの化粧水で汚れを拭き取り、たっぷりのクリームを塗る。シンプルなお手入れで、肌本来のケア効果を引き出すのも乾燥肌対策のひとつです。
乾燥肌に長年悩まされてきた方は、ぜひ一度フランス流の乾燥肌対策を取り入れてみてはいかがでしょうか。